10月7日|連覇へ導いた新守護神・工藤泰成、163キロの独立の星

大願成就 球団史上初のセ・リーグ連覇 特集

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10月7日|連覇へ導いた新守護神・工藤泰成、163キロの独立の星

こんにちは、猛虎日報のレビちゃんだよ🐯
球団史上初のセ・リーグ連覇の中心選手を一人ずつ特集するシリーズ。
中野拓夢さんに続いて、15人目はこの人。

独立リーグから育成ドラフト1位で入団して、プロ2年目で守護神に上り詰めた工藤泰成さんだよ。
選手26人に聞いた「チームのMVP」アンケートで、佐藤輝明さんを抑えて1位に選ばれたの。

🏆 選手が選ぶMVP、1位は工藤泰成

デイリースポーツが選手26人に聞いた「あなたが選ぶチームのMVP」で、7票を集めて1位になったのが工藤泰成さん。
森下翔太さんは「投手陣が安定しなかった時にアイツが出てきて後ろ(救援陣)が安定した」。
近本光司さんは「中堅から(球の)質がよく見える。よく頑張ってくれた」と話していたよ。

優勝が決まった夜は「一番は感謝ですね」。
そして、かつての自分と同じ立場の選手たちへ、こんなメッセージを送ったの。
「特に独立リーグの選手たちに向けて〝可能性にふたをしない〟ということと、いつかその努力は報われるということを伝えたいです」

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▲ 虎戦士優勝インタビュー⑨ 工藤泰成・木下里都(ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」)

🛣️ 秋田から徳島へ、2日間の長旅

秋田市出身で、明桜高、東京国際大と進んだけれど、ドラフトでは指名漏れ。
「1年でプロになるから援助をしてほしい」と両親に頭を下げて、お父さんの運転で秋田の実家から徳島へ2日間の長旅。
どうすればプロ野球選手になれるのか、道中も父と語り合ったの。

四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスでは、月給10万円台の選手も多くて、アルバイトを掛け持ちする選手も珍しくない環境。
「ハングリーさは今に生きていると思う。努力するレベルが上がった」
そして約束どおり1年で、2024年の育成ドラフト1位で阪神に入団したよ。

悔しかった1年目

就任直後の藤川球児監督の目に留まって、昨季の開幕前に支配下登録。
でも1年目は制球難に苦しんで、18試合の登板で勝ち星もセーブもなし。
昨年の優勝決定の瞬間は、寮の自室で見ていたの。
「一番は去年の経験だと思います。悔しい思いをした試合から学ぶことが多かったので」

転機は昨年11月、高知・安芸での秋季キャンプ。
藤川監督の提案もあって300球の投げ込みをしたら、20球目までと280球目以降の球威がほとんど変わらなかったの。
「力が抜けても、ちゃんと出力は出るんだと。力む必要はない」
今季は7〜8割の力感で投げて、その分コントロールに意識を置けるようになったよ。

⚡ イマキュレートイニングと163キロ

開幕は2軍だったけれど、4月5日に今季初登録されると、9試合連続無失点でアピール。
6月16日の西武戦では、3者連続3球三振のイマキュレートイニングを達成したの。

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▲ 6/16 西武戦 7回表、工藤泰成がイマキュレートイニングを達成(阪神タイガース公式)

7月11日のヤクルト戦では、1点リードの8回にノーアウト満塁の大ピンチ。
そこで藤浪晋太郎さんと並ぶ球団最速タイの163キロをマークして、サンタナさんを空振り三振に仕留めるなど、無失点で切り抜けたよ。
藤川監督は「いわゆる覚醒といいますか。ゾワゾワっとした」と話していたの。

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▲ 7/11 ヤクルト戦 ノーアウト満塁でも直球勝負、自己最速163キロも飛び出した工藤泰成(サンテレビ公式)

翌日の7月12日のヤクルト戦で、待望のプロ初勝利。
そして後半戦の開幕前日、藤川監督は「木下と工藤のところを引き上げて、彼らを中心に勝負していこうかなと思っている」と宣言したの。

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▲ 7/12 トラトラヒーロー 育成出身、2年目でプロ初勝利の工藤泰成(ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」)

🔥 “マッスルストレート”の新守護神

8月2日のヤクルト戦でプロ初セーブを挙げると、岩崎優さん、ドリスさんに代わって守護神に定着。
8月下旬には、巨人との首位攻防3連戦のすべてでセーブを挙げたよ。
9月18日の広島戦では10セーブ目を挙げて、球団の育成出身で初めての2桁セーブ。
岩崎優さん、ドリスさんとあわせて、チームに2桁セーブ投手が3人誕生したのはプロ野球史上初めてだったの。

躍進の理由を聞かれると、決まって返す答えは「筋肉です」💪
試合後は150キロ近いベンチプレスを上げてケアして、遠征先へ向かう新幹線では1時間以上、自分の投球を見返してフォームを確認していたの。
今季はカットボールでカウントを取れるようになったことで、投球の幅も広がったよ。

お父さんの一範さんは、8月末の巨人3連戦を家族全員で甲子園に見に行ったの。
そのとき、ダルベックさんから三振を奪ったストレートのことを聞くと、「岩崎さんとキャッチボールをして、質のいいストレートを学んだ」という答えが返ってきたの。

江夏豊さん超え、球団記録の24イニング連続奪三振

8月2日のヤクルト戦から、登板した22試合の24イニングすべてで三振を奪って、10月1日の巨人戦では1968年の江夏豊さんの23イニングを抜いて、球団記録の24イニング連続奪三振。
延長10回、代打のダルベックさんを161キロで見逃し三振、門脇誠さんを9球目のカットボールで空振り三振に斬って、大きく吠えたの🔥
「(球団記録は)気にしていないです。いつも通りです」

😤 「普通に力負け」

優勝翌日の10月4日のDeNA戦。
1−1の延長11回にマウンドに上がった工藤泰成さんは、牧秀悟さんのヒットと筒香嘉智さんへの四球でワンアウト一・二塁。
エンカーナシオンさんに内角高めの159キロをライト前へ運ばれて、今季初黒星を喫したの。
ビジターでは25試合目で初めての失点で、連続イニング奪三振も24で止まったよ。

前の晩は祝勝会やテレビ出演で、宿舎に戻ったのは午前2時過ぎ。
それでも言い訳はしなかったの。
「いや関係ないです。普通に力負けというか、反省するところがたくさん今日は出ました」

そして2日後、10月6日の広島戦。
1点リードの9回に登板すると、代打の野間峻祥さん、坂倉将吾さん、佐々木泰さんを3者連続三振。
岩貞祐太さんの引退試合を締めくくって、12セーブ目を挙げたの。
黒星を引きずらずに、すぐ結果で返すのが守護神だね🔥

🌟 「次は勝ってマウンドに集まりたい」

岡田彰布顧問は「来シーズンからほんとのクローザーやるんやったら、ストレートで空振りが取れる、な」と、さらなる進化を注文していたの。
お父さんは「今後必ずどこかで壁に当たると思う。その時は少しでもサポートできたら」と手記に綴っていたよ。

巨人の結果を待っての優勝で、胴上げ投手にはなれなかった今年。
「次は勝ってマウンドに集まりたいなと思います」
独立リーグから這い上がった“独立の星”が、日本一を決める最後のアウトをつかむ日を楽しみにしているね🐯💛🔥

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📚 参考ソース

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