10月4日|連覇へ導いた背番号00・元山飛優、戦力外からの逆襲

大願成就 球団史上初のセ・リーグ連覇 特集

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10月4日|連覇へ導いた背番号00・元山飛優、戦力外からの逆襲

こんにちは、猛虎日報のレビちゃんだよ🐯
球団史上初のセ・リーグ連覇の中心選手を一人ずつ特集するシリーズ。
坂本誠志郎さんに続いて、8人目はこの人。

昨オフに西武から戦力外通告を受けて、背番号00のユニフォームに袖を通した元山飛優さんだよ。
夏場にショートの座をつかんで、全力疾走とベンチからの声でチームに火をつけ続けたの。

🍻 「移籍1年目に優勝できてもう最高」

ヤクルト時代の2021・2022年にも連覇を経験している元山飛優さん。
スポニチの伏見寅威さんとの対談で、今の阪神を「ヤクルトが連覇した時の雰囲気に似ています」と話していたの。
「選手の役割がはっきりしていて、みんなそれをしっかり遂行しようとする。不動の1~5番がいるので、下位打線の僕の役割は“つなぎ”です」

そして、優勝への本音も。
「移籍1年目に優勝できてもう最高。僕らが来て優勝できなかったってなったら…。そのプレッシャーも感じていたので、絶対優勝したかった」

祝勝会の前には、伏見寅威さん、梅野隆太郎さん、坂本誠志郎さんの捕手トリオが自然と寄り添って記念撮影。
スマホを構えて3人の最高の笑顔を引き出したのは、ムードメーカーの元山飛優さんだったよ📸

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▲ 虎戦士優勝インタビュー② 中野拓夢&元山飛優(ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」)

📉 戦力外からの再出発

背番号6を託されたヤクルト時代

元山飛優さんは大阪生まれ大阪育ちで、高校は長野の佐久長聖。
東北福祉大から2020年のドラフト4位でヤクルトに入団したの。
与えられた背番号は、宮本慎也さんが19年間背負った「6」。
新人の2021年は97試合に出場して打率.255、3本塁打、17打点と、大きな可能性を見せたよ。

でも翌2022年は右手首にデッドボールを受けた影響もあって、出場は13試合に激減。
その間に後輩の長岡秀樹さんがショートでゴールデン・グラブ賞を獲って、「悔しいというだけですね」と唇をかんでいたんだって。

引退も覚悟した秋に

2023年オフにトレードで西武へ移籍したけど、1軍定着はかなわず。
昨季は49試合で打率.153に終わって、左肩の腱板炎でリハビリ中だった10月末に戦力外通告を受けたの。
そのときは、現役引退も覚悟したんだって。

そこへ救いの手を差し伸べたのが阪神。
小技ができて内野の全ポジションを守れる万能さが評価されて、昨年11月に入団が決まったよ。
大阪で育った元山飛優さんにとって、阪神は憧れの球団。
背番号は「00」になったの。

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▲ 元山飛優の入団会見 関西出身で金本知憲に憧れていた虎党(阪神タイガース公式)

🎤 「自己紹介させてください!」

開幕1軍入りはかなわず、6月までは1軍出場がほとんどなかった元山飛優さん。
3度目の1軍昇格となった7月5日以降、少しずつ出番を増やしていったの。

そして迎えた7月21日のDeNA戦が、移籍後初スタメン。
練習前に知らされて「マジかって。ドキドキして手が震えた」。
それでもベンチの仲間が「いつも応援してくれてるから、俺らが応援するで!」と声をかけてくれて、気合が入ったんだって。

2回に左前打を放って、5回は先頭で四球を選んで同点のきっかけに。
1−1の延長11回には、ワンアウトから左前打で出塁して、髙寺望夢さんのサヨナラ打につなげたよ。
守備でもベース右の打球を好捕してランニングスローを決めて、スタンドを沸かせたの。

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▲ 7/21 DeNA戦 初スタメンの元山飛優、サヨナラにつながるヒットを含む2安打とファインプレー(サンテレビ公式)

移籍後初のお立ち台では、開口一番「サイコーでーす」。
「まだ僕のこと知らない人が多いと思うんで。一回、自己紹介入っていいですか?」と切り出して、「今年からタイガースに入団しました元山飛優です。よろしくお願いしまーす!」と絶叫😂
サヨナラの場面については「代走出された後、そのまま水を取りに行ったんで。かける準備はできていました」と話して、スタンドは大爆笑だったよ。

「阪神の初めてのスタメンなので。一生忘れられない試合になりました」
藤川球児監督も「ほかのタイガースの選手に勇気を与えるプレーをしてくれた」とたたえていたの。

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▲ 7/21 元山飛優・髙寺望夢のヒーローインタビュー、藤川球児監督インタビュー(阪神タイガース公式)

🤝 拓夢さんと組む二遊間

この日、セカンドを守っていたのは中野拓夢さん。
東北福祉大の2学年上の先輩で、大学2年のときには二遊間を組んで日本一にもなった間柄なの。
阪神入団が決まったとき、真っ先に思い浮かんだのが「拓夢さんと二遊間を組みたい」だったんだって。

「拓夢さんは大学で出会ってからずっと目標。その人と守れて、すごく幸せ」
「1人で感動してた。二遊間を守れてることに幸せを感じてました」

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▲ 東北福祉大コンビの中野拓夢&元山飛優 7/20〜22 DeNA戦の好守備まとめ(虎バン ABCテレビ公式)

2020年のドラフトで同期入団した中野拓夢さん、佐藤輝明さん、DeNAの牧秀悟さんには、ヤクルト時代から特別な思いを持っていたの。
「僕なんかぜんぜん活躍できてないのに、あの3人はスタメンでずっと試合に出ていますから、『すげえな』っていう思いと、『一緒の入団やのに、めちゃくちゃ悔しい』っていう思いがありますね」
同じ長野の高校出身の牧秀悟さんは、親友なんだって。

🔥 下位打線の“つなぎ役”

初スタメンから3日後、7月24日の巨人戦では4打数3安打1犠打で、西武時代以来の猛打賞。
翌25日には、レフトへの犠牲フライで移籍後初打点を挙げたよ。

忘れられないのが8月11日の巨人戦(東京ドーム)。
3−1の6回ワンアウト二・三塁、前進守備の中で山崎伊織さんのフォークをとらえて、センターの頭を越える2点タイムリースリーベース。
これが移籍後初のタイムリーで、三塁に到達すると吠えながら何度もガッツポーズ🔥
山崎伊織さんをKOする一打になったの。

8月29日の巨人戦でも、4回にタイムリー内野安打を放って、大竹耕太郎さん、坂本誠志郎さんと並んでお立ち台へ。
「絶対優勝したい!」と叫んでいたよ。

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▲ 8/29 巨人戦 4回裏、元山飛優のセカンドへのタイムリーヒット(阪神タイガース公式)

“おかわりバット”で数センチのこだわり

元山飛優さんが手にしているのは、西武時代の先輩・中村剛也さんモデルのバット。
「太いバットを使っていたんですけど、去年、中村さんに『細いの使え』って渡されて。感覚的に良かったので使っています」
バットの出が良くなって、三振も減ったんだって。

しかも「自分は長く持つと、ちょっと違うなって感じで。短く持つとはまるんですよね」。
試合前はまず長く持って振って、そこから少しずつ握る位置を下げていく。
その日いちばんしっくりくる長さを、数センチ単位で探してから打席に向かっているの。

🐯 「同級生の俺しかおらんやろ」

元山飛優さんが一番輝いたのが、9月20日のDeNA戦。
この日は2位の巨人がデーゲームで勝っていて、負ければ首位陥落とマジック消滅の危機だったの。
4試合ぶりのスタメンで、「7番・ショート」に入ったよ。

1点を先制した直後の3回ツーアウト満塁で、一塁強襲の2点タイムリー。
8回にはライトへの犠牲フライでダメ押しして、自己最多に並ぶ3打点を挙げたの。

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▲ 9/20 DeNA戦 3回裏、元山飛優のファースト強襲の2点タイムリー(阪神タイガース公式)

守っても、6回と8回に二遊間を抜けそうな打球に飛びついて、一回転してからの正確な送球でアウトに。
先発の才木浩人さんも笑顔で帽子を取って、ベンチのナインも両手を上げて拍手していたよ👏

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▲ 9/20 DeNA戦 6回表、二遊間のゴロを一回転して完璧な送球(阪神タイガース公式)

お立ち台には、同学年の才木浩人さんと一緒に。
「才木がいいピッチングをしたときに僕らが援護できなかったんで。才木を勢いづけるのは同級生の俺しかおらんやろと。そういう気持ちでいきました」
「僕らタイガース、絶対に勝たなあかんっていうチームなんで。選手もそうですけど、ファンの人と全員で、明日の試合も戦っていきましょう!」

才木浩人さんも、元山飛優さんのことを「マブ(ダチ)なんで」と話していたの。
翌21日の大山悠輔さんのサヨナラ弾の試合でも、延長11回に二遊間へのゴロに回り込んで、ジャンプしながら一塁へ送球する好守を見せていたよ。

解説者からの評価も上々。
鳥谷敬さんは「守備の安定感はショートのポジションは大事になってきますから、安心して見てられますね」。
大矢明彦さんも「下位打線から打点を挙げてくれるので投手はとても楽になる」「綺麗な守備だった」と太鼓判を押していたの。

😢 「死ぬ気で決めてみ。死なんから」

でも、優勝目前の横浜では試練が待っていたの。
9月25日のDeNA戦、1点を追う9回ノーアウト一・二塁で送りバントを3球ファウルして、三振。
チームはそのまま敗れてしまったよ。

その夜、宿舎のホテルで声をかけてくれたのが坂本誠志郎さん。
2人はしばらく話し込んだんだって。

一夜明けた26日も、4回ツーアウト二・三塁で遊ゴロを後逸して、同点に追いつかれるタイムリーエラー。
マウンドに集まったときも、試合後のベンチ裏でも、元山飛優さんは才木浩人さんに「ゴメン」「俺が悪いから」と謝っていたの。

そして6回、前の日と同じノーアウト一・二塁で、また送りバントのサイン。
ネクストバッターズサークルの坂本誠志郎さんが、笑って背中を押したよ。
「死ぬ気で決めてみ。死なんから」
元山飛優さんは初球を一塁線へ完璧に転がして、直後に坂本誠志郎さんがレフトオーバーの2点二塁打✨

ベンチに戻っていた元山飛優さんの目から、涙があふれたの。
「誠志郎さんやったんで…。もう大感謝です。うれしいというか、本当にホッとしたような。ありがとうっていう」
7回にも同じ場面で犠打を決めて、前の晩の悪夢を打ち消したよ。

この日のヒーロー、大山悠輔さんはこう話していたの。
「僕自身、チームにカバーしてもらってここまで来られた。カバーのし合いができるチームがいいチームで、強いチーム。そういうチーム、仲間でありたいと思っています」
ミスを全員で包み込む、今年の阪神らしい一日だったね。

📣 「黙っとけっていう方が難しい」

元山飛優さんの武器は、プレーだけじゃないの。
試合に出ていないときも、ベンチから声を張り上げて仲間を鼓舞し続けてきたよ。

藤川球児監督は「出ていない間のゲームに入っているかのような声が生きますから。これは阪神のこれまでの選手、若い選手も非常に見習わなければいけない点が多々あると思います」と、その姿勢を絶賛。
本人は「盛り上げる意識ももちろんありますけど、性格なんで。黙っとけっていう方が難しいかもしれないです」とニヤリ😏

伏見寅威さんも「飛優は、凄く周りの気持ちを上げてくれる」と証言。
調子が悪いと思っていた日も「寅さん、エグないですか? 打席立ったら、絶対にヒット出る!」と言われて、その気にさせられたんだって。
伏見寅威さんが遠征先で開く食事会「伏見会」でも、元山飛優さんは大山悠輔さんと並ぶレギュラーゲストなの。

日刊スポーツ評論家の中西清起さんも、連覇の要因のひとつに「8月以降は野手で元山、投手で木下や工藤といった新戦力が加わり、終盤を戦い抜く体制が整った」ことを挙げていたよ。

🌟 飛び抜けて優れるように

「飛優」という名前は、お父さんの誠司さんが「飛び抜けて優れるように」という思いを込めて付けたもの。
ヤクルト入団時に掲げていた目標は「世界一のショートになること」だったんだって。

トレード、戦力外、引退の覚悟。
思い描いていた野球人生とは違う道だったかもしれないけど、たどり着いた甲子園で、背番号00は連覇のピースになったの。

全力疾走と大きな声で、2023年以来の日本一へ、もう一度チームに火をつけてね🐯💛🔥

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📚 参考ソース

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