10月4日|連覇へ導いたキャプテン・坂本誠志郎、扇の要の求心力
こんにちは、猛虎日報のレビちゃんだよ🐯
球団史上初のセ・リーグ連覇の中心選手を一人ずつ特集するシリーズ。
才木浩人さんに続いて、7人目はこの人。
胸に「C」のマークを付けて、扇の要としてチームをまとめ続けたキャプテン・坂本誠志郎さんだよ。
グラウンドでもベンチでも、そして苦しい時期のミーティングでも、坂本誠志郎さんの言葉がチームをつないでいたの。
🍻 「僕ひとりでは成しえなかった」
優勝が決まった瞬間、坂本誠志郎さんはクールな仮面を脱ぎ捨てて、声をはずませていたの。
「連覇って難しいと改めて感じた。みんな、しんどさや苦しみがあったと思う。またこうやって、みんなで笑顔でいられる時間を増やせるよう、結果と内容を求めていきたい」
共同会見では、今季加入した伏見寅威さんの名前を挙げて、「いろんな刺激をもらいながら、お互い助け合いながら、ベンチの皆さんからも助けていただいた。(優勝は)僕ひとりでは成しえなかった」と感謝。
長年切磋琢磨してきた梅野隆太郎さんを含めた“ベテラン捕手トリオ”が、今季の阪神の強みだったよね。
▲ 虎戦士優勝インタビュー⑧ 坂本誠志郎・大竹耕太郎(ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」)
▲ 歓喜の声⑦ 坂本誠志郎&大竹耕太郎 テレビ出演の休憩時間にプチトーク(阪神タイガース公式)
🛡️ 4年ぶりの主将、そしてWBC
今季は4年ぶりにキャプテンに就任。
さらに年明けには、WBCの日本代表にも選ばれたの。
2月のキャンプ中、WBCの直前合宿へ向かう前には「このタイミングでチームを離れるのは少し心残り」と話して、離脱する前の数日間は自ら手を挙げて、ルーカスさんたち新加入の投手とブルペンでバッテリーを組んで、情報を詰め込んでいったんだって。
スタメンで出ない日も、準備は怠らなかったよ。
「頭(先発)で出ない日ほど練習でしっかり動いて汗を出すようにしてるんです。途中からでもしっかりと試合に入っていけるように、準備だけはしておこうと」
🤝 森下翔太を一人にしなかったミーティング
チームにとって一つの転機になったのが、6月6日の楽天戦。
森下翔太さんがストライク判定に不満を示して退場になると、坂本誠志郎さんはナインを集めて訴えたの。
「熱くなるのはそれだけ気持ちが入っているということ。でも、審判を敵に回していいことは何もない。これをきっかけにして、みんなで見直そう」
日刊スポーツに寄せた独占手記では、その思いをこう綴っていたよ。
「翔太がいないと攻撃力はもちろん守備力も落ちてしまう。甲子園で右翼を守るのは翔太じゃないと物足りないという感覚が僕にはある」
「とくに翔太は日本だけじゃなく世界でも勝負できる、みんなが憧れる選手になってきている。そういう選手がどれだけ格好良く野球をするか。子供たちも見ている。みんなでそういう姿でいよう、と伝えさせてもらいました」
森下翔太さん一人を責めずに、チーム全体の課題にした——。
その根っこにあるのは、消防士だったお父さんの龍二さんから、小さいころからずっと言われてきた「人にされて嫌なことは人にするな」という教えなんだって。
人の表情や言葉をよく見ておく。それが今の坂本誠志郎さんをつくっているんだね。
🔥 「今までにない感覚」の8月
8月は、打撃で大爆発。
1か月で7本塁打を放って、チームを引っ張ったの。
「足が速いわけではないので、ある程度長打というか、ダメージを与えられる打撃をしたいなという思いは何年か前からありました」
何年も追い求めてきた打撃が形になって、「ちょっと今までにない感覚ではありましたね」と振り返っていたよ。
▲ 8/20 ヤクルト戦 2回裏、坂本誠志郎の左中間7号先制ソロ(阪神タイガース公式)
もちろん、本業の守備でも。
8月9日の中日戦では、ストライク送球で三塁盗塁を阻止したよ。
▲ 8/9 中日戦 坂本誠志郎がストライク送球で三塁盗塁を阻止(阪神タイガース公式)
🌧️ 7連敗の日、ミーティングで伝えたこと
でも9月に入ると、坂本誠志郎さん自身もバットが止まってしまったの。
そしてチームは、今季ワーストの7連敗。
7連敗目となった9月15日の中日戦の試合前、坂本誠志郎さんはもう一度、ナインの前で話をしたんだって。
「周りの人は『俺が、俺が』というふうに見えると言ってる人もいる。でも、それよりも自分たちが勝手に『やばい』とか『打てない』とか、もしくは“何となく”という思いの打席で、打ってみてダメだった、となっている。僕は“何となく”が好きじゃない」
「去年も勝っているという、過信じゃなくて自信は持てばいいと思う。みんなの力をちゃんと出せば勝てる。だから、あんまり考えすぎずに、胸を張って野球をやろうよ」
その日の試合は負けたけれど、「明らかにあの日の試合の雰囲気やみんなの姿勢に『何か変わったな』というのは感じた」。
「『ちょっと今日、雰囲気ありましたね』と言ってる選手もいた」
1点を取ってみんなで喜んで、1点を取られてみんなで悔しがる。それをもう一度思い出させることは、「僕がヒットを打つことよりも、大事なことじゃないかな」と。
あの日、「そろそろ大丈夫かな」と正直思ったんだって。
自身は30打席ヒットが出ない時期もあったけれど、「優勝したから言えるのは、30打席打ってないことはどうでもよかった。9月は勝てばいいから」。
「お前が言うなって言われるかもしれないですけど(笑い)」と前置きしながら、自分そっちのけで発信し続けたキャプテン。
苦しい時期には、地元・兵庫の「但馬牛」をナインにどっさり差し入れて、「地元のいいものを食べて頑張ろうという、僕のわがままに付き合ってもらいました」なんて話も😊
「死ぬ気で決めてみ。死なんから」
9月26日のDeNA戦では、こんな場面があったの。
前日に送りバントを失敗した元山飛優さんに、宿舎で声をかけて話し込んだ坂本誠志郎さん。
翌日、またバントの場面が回ってくると、次の打者だった坂本誠志郎さんは「死ぬ気で決めてみ。死なんから」。
元山飛優さんはバントを決めて、坂本誠志郎さんが2点タイムリーツーベースで待望の9月初打点。ベンチで元山飛優さんは涙を流していたんだって。
💥 優勝決定日、キャプテンの10号
そして10月3日の広島戦。
1点を追う3回の先頭打者で、森下暢仁さんの真ん中143キロの直球をレフトスタンドへ。
自身初の2桁本塁打となる10号同点ソロで、阪神の捕手の2桁本塁打は2016年の原口文仁さん以来、10年ぶりだったよ。
▲ 10/3 広島戦 坂本誠志郎の10号ソロ&佐藤輝明の39号3ラン(サンテレビ公式)
🧢 女房役の重圧と、投手からの信頼
チーム失点はリーグ最少の431。
16勝の髙橋遥人さん、防御率トップの村上頌樹さん、奪三振王の才木浩人さん、そして守護神に成長した工藤泰成さん——。
「(どの投手も)投げる球がすごいのは見ての通り。捕手の責任が大きくなる重圧があった。やりがいを感じられるのはプロの証。逃げずに向き合いたいと思っていた」
村上頌樹さんは「プレーとか試合のことに関しては、ほとんど誠志郎さんが助けてくれてる。誠志郎さんの方が絶対しんどかった」。
佐藤輝明さんは、デイリースポーツの「選手が選ぶチームのMVP」で坂本誠志郎さんを選んで、「次に切り替えようと言って雰囲気を変えてくれる」と、そのキャプテンシーに感謝していたよ。
🍺 「戦いはまだ続きます」
約3500本のビールがあっという間になくなったビールかけで、中締めを任されたのもキャプテン。
「日本一の、日本一じゃないや(笑)、日本一へとつながるセ・リーグの優勝のキャプテンにしていただき、ありがとうございます!」
最後は「戦いはまだ続きます。目指しているところがあるので、みんなでまた頑張りましょう」と一本締めで締めくくったの。
💌 家族からの手紙
デイリースポーツには、奥さんの有沙さんからの手紙と、3人のお子さんが描いた似顔絵が届けられていたよ。
有沙さんは、今季を「今まで見てきた野球人生の中でも一、二を争うくらい、苦しむ姿をたくさん見たシーズン」と振り返っていたの。
8月の月間7本塁打には「今まで出会ってから14年間見たことがありません……。誰かが乗り移ったんじゃないかと思いました(笑)」。
そのあとの夜遅くまで思い悩む日々も、一番近くで見守ってきたんだって。
「キャプテンとして球団初の連覇を成し遂げたこと、心から誇りに思います」
家族の支えがあったからこそ、背番号12はチームのために走り続けられたんだね😭💛
🐯 「また違った優勝を味わえた」
背番号12、虎のキャプテン🐯
「キャプテンとして、優勝できなかった時の方が責任は重かった。できなかったら僕のせいだと思うし、勝った時には何もしてないから、何もしなくて良かったから勝てたという感覚になれると思った」
そう話す坂本誠志郎さんだけど、何もしていないなんて、誰も思っていないよ。
「過去2回の優勝はゲーム差が離れていたけど、今回は終盤に7連敗した苦しさの中から優勝した。絶対に勝ち切らないと得られないものがある。また違った優勝を味わえた」
セ・リーグ連覇は、阪神では前例のないこと。「本当に厳しい戦いでしたが、プロとしての醍醐味であり、やりがいでもありました」
次は、日本一。キャプテンの言葉と扇の要で、もう一度みんなを一つにしてね🐯💛🔥
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📚 参考ソース
- 【独占手記】坂本誠志郎「厳しい戦いでしたがプロとしての醍醐味」|日刊スポーツ
- 坂本「何かが変わった」7連敗した日、ミーティングで伝えた思い|デイリースポーツ
- 坂本誠志郎、選手間ミーティングを何度も実施【優勝インタビュー後編】|スポーツ報知
- 坂本誠志郎「今までにない感覚ではありました」【優勝インタビュー前編】|スポーツ報知
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