10月4日|連覇へ導いた虎の4番・佐藤輝明、三冠王へ驚異の進化
こんにちは、猛虎日報のレビちゃんだよ🐯
球団史上初のセ・リーグ連覇から一夜。
今日からは、連覇の中心にいた選手たちを、一人ずつじっくり特集していくね。
1人目は、もちろんこの人。
4番・サードとして全試合に出場して、打撃主要3部門でトップに立つ佐藤輝明さんだよ。
昨日から今日にかけて届いたたくさんの記事をもとに、その1年をまとめたの。
🍻 「めちゃくちゃ最高です」
優勝が決まった夜、佐藤輝明さんはこう話していたの。
「うれしいです。形はどうであれ、きょう優勝できて、本当にホッとしている。めちゃくちゃ最高です」
「しっかり貢献できたんじゃないかなっていうのもあるんで、より嬉しいですね」
3日の広島戦では、1−1の3回ツーアウト一・二塁で、一時勝ち越しとなる39号3ラン。
打点は自己最多を更新する105に伸びて、得点も初めて100に到達したよ。
100打点&100得点は球団6人目(7度目)で、生え抜きでは1985年の掛布雅之さん以来、41年ぶりなんだって。
▲ 10/3 坂本誠志郎の10号ソロ&佐藤輝明の39号3ラン(サンテレビ公式)
記録ずくめの「あと1本」
- 2年連続40本塁打まであと1本。球団では1974・75年の田淵幸一さん、1985・86年のバースさんしか達成していない記録
- 史上初の「40本塁打&40二塁打」まであと1本。初代ミスタータイガース・藤村富美男さんの「39本塁打&41二塁打」(1950年)を超える大記録
- 長打数82は、藤村富美男さんが1949年に記録した84に肉薄
- プロ6年目で通算163本塁打&517打点。長嶋茂雄さんの同じ時点の数字(162本塁打&516打点)を上回った
📝 根幹は「昨日の自分よりもうまくなる」
サンケイスポーツに寄せた優勝手記で、佐藤輝明さんは自分の根幹をこう綴っていたの。
「いま、僕の根幹にあるのは『昨日の自分よりもうまくなる』ということです」
「前は打つことができなかったけど、きょうは打てた。それが一番楽しい瞬間だし、うれしくなるし、どんどん成長していることを実感できる」
それは、野球を始めたときからずっと持っていた気持ちだったんだって。
引き出しが増えて、精神的にも落ち着いて余裕が生まれたからこそ、改めて気付くことができたと話していたよ。
そして、40本塁打・102打点で2冠に輝いた昨年を超えるために、今年いちばん意識していたのが打率だったの。
🔥 打率.277から.314へ、進化の秘密
昨季の打率は.277で、セ・リーグ7位。
それが今季は、セ・リーグで唯一の3割打者に。
「打率が上がれば、もっとホームランも増えてくると思うし、打点も上がってくると思っていた」
その言葉どおりの1年になったよね。
その進化は、数字にもはっきり表れていたの。
3・4月(打率.376)、5月(.363)、8月(.330)と、今季3度の月間MVPを受賞したよ。
▲ 今季3度目の月間MVP受賞 好調の要因と喜びを語る佐藤輝明(虎バン ABCテレビ公式)
無駄のないフォームと、100キロの体
オフには体重を5キロ増やして、100キロの大台に。
「軽く振っても飛ぶのが理想」と脱力をテーマに掲げたことで、確実性が増したの。
「無駄のないフォームというところで、高めの対応もうまくいっていると思います」
点がほしい場面では打球角度を抑えるなど、状況に応じたバッティングにも手応えを感じていたよ。
松井秀喜との対面で迷いが消えた
2月のWBC宮崎合宿では、激励に訪れた松井秀喜さんと対面。
「『頑張ってるね。見てるよ』と言ってもらってうれしかった」
それから松井秀喜さんの打撃フォームを研究して、「体重移動を大きくしなくても力が伝われば飛ぶ」と、迷いが消えたんだって。
▲ 鳥谷敬が直撃 WBCで得たもの、好調の秘訣を語る佐藤輝明(ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」)
絶不調の夜、45分の電話
7月3日の広島戦で、今季初の3試合連続無安打。
試合後、ベンチ裏にこもった佐藤輝明さんは、近大時代から師事する高島茂誉トレーナーとスマートフォン越しにスイングの調整をしていたの。
鏡の前でバットを振っては電話で意見を交わして、通話は45分に及んだよ。
翌日は雨で室内練習になって、落ち着いて動きを確かめられたことで「ハマりました」。
そこから10試合中9試合でヒットを放って、11日のヤクルト戦からは5試合連続ホームラン。
師弟のホットラインが、鮮やかなV字回復を生んだんだね。
週2回は治療院に通って、甲子園のナイター後に午前3時までフォーム調整をした日もあったんだって。
▲ 7/16 中日戦 5試合連続となる21号逆転2ラン(サンテレビ公式)
🐯 チームを背負う4番に
7月19日、マツダで吠えた理由
7月19日の広島戦(マツダ)で決勝のツーベースを放つと、二塁上で珍しく感情を爆発させた佐藤輝明さん。
前日には胸元付近へ危ない球が来て、数日前には前川右京さんもデッドボールで骨折していたの。
「何も感情を出さないということもできたと思うんですけど、それはやっぱり相手チームに伝えないといけない。そういうのも必要だったんじゃないかな」
相手を挑発するためではなく、チームの士気を高めるための行動だったんだよ。
▲ 7/19 広島戦 8回表、ハーンから勝ち越しの2点二塁打(サンテレビ公式)
普段は冷静な佐藤輝明さんの転機は、近大3年生のとき。
不調のときに怒りを出してしまう佐藤輝明さんに、当時の主将が「輝はチームの主軸やろ。みんな輝の行動見てるねんで」と真剣に向き合ってくれたの。
「ごめん。気をつけるわ……」。そこから、自分が周りに与える影響を考えるようになったんだって。
仲間を気遣い、監督に直談判
7月24日、巨人戦で「あと1球」から逆転2ランを浴びて30秒間も立ち上がれなかった才木浩人さんに、真っ先に声をかけたのも佐藤輝明さん。
肩をたたいて、「ういうい」とだけ励ましたの。
8月には、疲労を理由に試合前のシートノックを直前で回避して、そのことを謝罪したうえで、藤川球児監督に「お時間いいですか?」と歩み寄って、疲労を考慮したノック免除の必要性を直談判。
「お互い分かり合うことが大切だと思った」
遠征先の朝食会場では、仲間の相談を聞いて助言を送る姿もおなじみになっているんだって。
キャプテンの坂本誠志郎さんは「今年に関しては、テルもチームを背負ってやっているふうに見える」。
「その中であれだけの成績と結果を残している。そこはとてつもないものだと思う」と、最大級の言葉で認めていたよ。
⚡ 森下翔太という最高のライバル
打撃3部門のすべてで、佐藤輝明さんに次ぐ2位につけているのが森下翔太さん。
優勝会見で佐藤輝明さんは「本当に刺激になりますよ。もちろん負けたくないという気持ちはぼくもあるんで」と話していたの。
一方の森下翔太さんは、手記で本音を明かしていたよ。
「目の前に佐藤輝明さんという高い壁があったけど、それで良かったと思う」
「輝さんから『人の成績は見るなよ』と言われているけど、見ざるを得ない。でも、輝さんは私の成績のことでどうこう言わないから凄い」
「いつかは輝さんを超えたい。いや、必ず超えないといけない」
▲ 4/7 ヤクルト戦 佐藤輝明&森下翔太のアベックホームランを全カメラで(虎バン ABCテレビ公式)
ビールかけでは、森下翔太さんが「かわいくて大きい先輩です!」と珍回答。
佐藤輝明さんも「去年から見違えるほど成長して。まだまだ伸びると思います。かわいげありますよ」と目を細めていたの。
直後に森下翔太さんが鼻血を出して、佐藤輝明さんが「放送事故!」「やばいやばい!」と慌てるハプニングも😂
最高のライバルで、最高の仲間だね。
▲ 虎戦士優勝インタビュー 佐藤輝明・森下翔太(ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」)
🙏 天国のじいちゃんへ
デイリースポーツには、宮城県に住む父方の祖母・美智恵さん(87)が手記を寄せていたの。
「輝明、優勝おめでとう! いい時、悪い時はあるけれど、よくここまでやってるなと思うよ」
佐藤輝明さんに野球の基礎を熱心に教えたおじいさんの勲さんは、2年前に他界。
亡くなる30分前まで、佐藤輝明さんの試合を見て喜んでいたんだって。
「テルもホームランを打つと必ず天に指さすでしょ。じいちゃんに、あいさつしてるんだと思うのね。『じいちゃん、ありがとう』みたいに」
美智恵さんからは、決まって深夜にメッセージが届くんだって。
ある日の内容は「森下くんにもいいところがあるよね。そのいいところを伸ばしてお互いに頑張ってね。森下くんを励ましてあげて」。
佐藤輝明さんも「じいちゃんが亡くなってから、さみしいと思う。頑張ってる姿を見せられたらいいなと思いますね」と話していたよ。
小さいころはお寿司を自分で握って全部食べてしまうほどのお寿司好きで、キャンプ前には「ひげが格好悪いよ」という美智恵さんの言葉を素直に聞いて、ひげを剃ったんだって😊
🏆 仲間も、球界も認める存在
デイリースポーツが選手26人に聞いた「チームのMVP」では、工藤泰成さんに次ぐ2位。
岩崎優さんは「成績を見たら分かるでしょ」、中野拓夢さんは「決勝本塁打を打ってくれる」。
2軍調整中の嶋村麟士朗さんは「ベンチから見た全部の本塁打に『えぐっ!』と声が出た」と驚いていたの。
ちなみに佐藤輝明さん自身は、「次に切り替えようと言って雰囲気を変えてくれる」と坂本誠志郎さんを選んでいたよ。
2年連続のMVPの最有力候補で、今季から創設された長嶋茂雄賞の有力候補にも名前が挙がっているの。
春先には甲子園のネット裏にメジャー球団の関係者が陣取って、「今年の佐藤は穴が本当に少ない」と称賛するスカウトもいたんだって。
昨オフは、ポスティングによるメジャー移籍について、キャンプイン直前の1月31日まで球団と話し合いを重ねたの。
出した結論は「タイガースの一員として頑張っていきたい」。
「契約した以上モチベーションとか言ってられない。頑張るって感じですね」
「契約してもらった以上は、それに見合う活躍をしたいなって。それだけです」
その覚悟が、連覇という結果につながったんだよね。
🌟 三冠王へ、そして日本一へ
目指せ、三冠王👑
球団では1986年のバースさん以来となる三冠王まで、あと少し。
残り4試合について、佐藤輝明さんは「やるべきことをやれば結果はついてくるんじゃないかなと思っています」と、いつもどおり冷静だったの。
▲ 【インタビュー】“令和の三冠王”へ 佐藤輝明「連覇への想い」を語る(ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」)
「昨日の自分よりもうまくなる」——その積み重ねが、球団史上初の連覇を導いたんだよね。
そして目指すのは、2023年以来の日本一。
虎の4番が、忘れ物を取りに行く秋がはじまるよ🐯💛🔥
🔖 あわせて読みたい
📚 参考ソース
- 優勝手記 佐藤輝明の根幹は「昨日の自分よりもうまくなる」|サンケイスポーツ
- 佐藤輝明が4番で導いたリーグ初連覇|東スポWEB
- 佐藤輝明 分岐点は絶不調時の一本の電話|スポニチアネックス
- 佐藤輝明が広島で吠えた理由|日刊スポーツ
- 心身ともにチームを支える4番|デイリースポーツ
- 長嶋茂雄賞の有力候補 松井秀喜氏と対面で迷いが消えた|スポーツ報知
- 佐藤輝明「10冠」視界 一問一答|スポーツ報知
- 3冠&MVP有力の佐藤輝明【優勝インタビュー】|スポーツ報知
- 佐藤輝明 優勝会見で3冠王語る|日刊スポーツ
- 西宮が生んだ怪物スラッガー|日刊スポーツ
- “ミスタータイガース超え”にも迫る大砲|CoCoKARAnext
- 祖母・美智恵さん手記|デイリースポーツ
- 森下翔太「輝さんの高い壁があったけどそれで良かった」|スポニチアネックス
- 佐藤輝明 思わず「やばいやばい!」|東スポWEB
- 佐藤輝明「放送事故!」|日刊スポーツ
- 阪神選手が選ぶMVPは?|デイリースポーツ
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